……わかった。肌身離さず、身に付けていよう。[互いの耳飾りを、互いの片割れとして持ち続けるその意味を思う。彼がただ交換するだけで終わる、無意味な行動を取るだろうか?それは否。だとするならば、これは誓いだ。人の世の男女が人生を共にする誓いを立てるのと同じ―――]……これは、誓いの証だから。[そうして、締め括りに触れるだけのキスを落とした。人の子の真似事だが、上手く出来ただろうかと不安がりつつ。]