[テオドールに問われた「人間だと診断を下されたときの素直な気持ち」について答える。]
複雑、だったわ。
ソマリが本物なら当然の結果だけれど、
偽者なら、彼は1人すでにバグを見つけているから
私にバグ判定は出しにくいんじゃないかしらと思っていたもの。
だから、バグじゃないと言われても安心はできなかった。
あと、カークが殺されてしまったことに気付いたから、
どんな判定であろうと結局私への疑いの目は強まると思ったわ…。
正直なところ、非能力者の発言を聞き返すのに必死で
ソマリとカークの精査はまだできていなかったのよ…。
でも昨日カークはスキャン第1希望に私を挙げていて、
ソマリの希望は明示されてなかったけれど、考察の中では
私をスキャン希望しているように聞こえた。
どちらかが偽者な以上、どちらからも疑われていた私は
どちらかから黒が出されるかもしれないと覚悟していたのよ。
それが、こんな形でバグでないと言われても…複雑でしかないわ。