[思案の時は短いもの。向けられる視線>>170、それを合図に躊躇いなく地を蹴った]おうよ![名を呼ぶ声と目配せに応じ、跳躍するのは真逆の方。言葉を交わす事はなく、ごく自然に選んだ動き。それを阻むように飛ぶのは、影の魔神の放った一矢。縫い留められた影に舌打ちひとつ、さてどうするか、と思う所に重なったのは途切れぬ詠唱と、炎翼の羽ばたく音。>>172]