人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

 構わんさ、……乗り掛かった船だ。

[彼の感じた通り、"新人の同胞"というだけの間柄にすぎぬディーク。
けれど、昨日の今日でこの状況だ。
ディークを癒せるのは血縁らしきオズワルドと、
面倒見の良いリエヴルが適任であろうと。

微かに胸の奥に湧いた感情を、瞼を瞑る事で払拭し。
「どちらだ?」と尋ねつつ彼に導かれるまま、やがて車椅子はスロープを昇り礼拝堂の前へ。

重い扉を軋ませ大きく開けば、中に居る人物へも気配が伝うか]

(174) 2013/10/02(Wed) 02:27:12

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