[そうして、皿の半分も減った頃合いか。]
ああ、偵察か。
[>>165赤毛の騎竜師の言葉に、暫し考え込んで。]
……そう、だな。
その面子だと。お前たち、空から向かう心算か?
なら、河川際は遮蔽物が少なく身を隠す場所が少ない。単独で向かうのではないなら、森方面の方が向いているとは思う。
……ただ、ティユル河の死守はこの砦の使命だ。かつ、水流を巧く使われると事だ、森以上に変化を見逃せまい。巧くやれるなら、河は気になる所だが……
……まあ見つからないならどちらでも構わないが……小さくても意外に目立つんだよな、赤は。
[無難な森、渡河を許すわけにはいかない河。
最後だけ、己の経験則も入り混じり、赤毛をじっと見つめて。]