あれ、家か?[弟が落ち着くのを見計らって周囲を見回す。遠くの頬に家らしきものが見えた。] なんかあれも菓子っぽいなあ。 ま、居るのが魔女ならかまどに叩き込めばいいし。 もし妖魔や人狼だってあたしが蹴散らしてやるから、安心しろ。[にっこりと弟に笑って見せると手を繋げるように手を差し伸べて。白い犬に先導させて、綿飴の雪の中を歩き出した。**]