―― 回想:リヒャルトと ――
[場内に複数ある倉庫の一角。
――から繋がった、非常用の隠し通路。
>>156人気のない場所と言われてこの場所を選んだが、
尚書の補佐官である彼ならこの隠し通路の存在を知っていたかもしれない。]
いいえ、気になさらずに。
……わざわざ内密にということは、
何か重要な話があるのでしょう。
[彼が僕を苦手としているなど知る由もなかったし、
少なくとも、僕もまた彼を好意的に思ったことはない。
しかしながら、今この時は同じ人物を支持する同志。
>>157そういったわだかまりは抜きにして、彼の話に耳を傾けるとしよう。]*