人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

[初めは退く動きと見えた。
 しかし、流れるように滑らかに、続いて前に出て来たのは軽歩兵。
 軽装、と言っても、武骨に誂えられたそれは、こちらの軽鎧と比べずっと重厚に思えた]

 落ち着け、人対人なら訓練で散々やってきたはずだ。

[鉄の武器は鋭く、敵の練度は高い。
 しかしそれはもう知った恐ろしさだ。
 ただ一点、今は敵が同じ目線の高さにいる]

 前に出ようとしなくていい。
 立って、後ろを支えてくれ。
 それだけで、持ち堪えるための力になる!

[軽歩兵と向かい合い、競り合いながら、元いた森の方へ向けて徐々に後退する動きを取る。
 真正面が少数精鋭だけでは、とても相手になる人数比ではない。
 しかし負傷が軽くただ騎兵を避けていた兵たちが、後方から戦闘に復帰し始めていた*]

(173) 2019/11/03(Sun) 00:00:03

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