―斥候の報せ―
[もはや抵抗をするほど体力の残っていない、オズワルドの腕
を引き抱き寄せた、そんな折。
>>1:154>>1:155魔王陛下直々の報せが届く。
どうやら天界からの斥候が近くまでやって来てるらしい。]
だ、そうだが……どうする?
ここから脱出を試みてみるか?
もし上手くいけば、天界の仲間と合流して、還れるかも知れないぞ?
[もっとも、布一枚で出来た天衣は胸が見える程
大きく引き下ろされ、ほぼ着ていないに等しく。
現状、受肉した身を悪魔に穢された事実は、傍から見てもまるわかりの様相だが。]