― ベルサリス修道院跡 ―
[あっさりと返された言葉>>169に、だろ? と笑みを返す。
青年の基盤は、時に傭兵として戦場にも立った父に叩き込まれたもの。
故に、理論よりも、直感が強い傾向にある──というのは、付き合いの長い相手には知られた事]
ああ、ま、旦那んとこの連中は、その方が動きやすいだろうからな。
元々、騎馬隊には陣の両翼で遊撃任せるつもりだったし……そっち側は、任せるわ。
[彼が自由に動くのは承知の上。
あれこれ縛るよりもその方が動き易いだろうから、とあっさりと諾の返事を返していた。**]