――…!
[地下から上がって来たマレンマの姿には目を剥き、研究所で教授が死んだ事を思い出す。
まさか、と思う。
彼の普段の様子からはそんな恐ろしい事に関わっているなど想像も出来ない。
信じたくなかった。]
…あ、あの。
食糧なんか確認しておいた方が良いんじゃないでしょうか。
皆さんまだ何も食べていないでしょう?
[この場合、取り纏めるのは軍の人間だろうか。
その時、ディルドレは未だ到着していなかったので単純にそう考える。
ベルガマスコの機嫌はどうなっていたか。
遠慮がちに何か仕事があれば手伝うと口にした。
何か他の事に意識を移していたかった。]