ー回想ー
おぉ、別嬪さんになったもんだなぁ
[腰に手を当てドヤァと胸を張る彼女>>129を眩しそうに微笑ましく見守る
まるで、親戚が久しぶりに子供を見た時のような反応になってしまっていたのだが、親子程も年が離れているせいか、勝手に娘に対するような情を抱いていた事は否めない
男は彼女が捻くれていると思った事は無かった
ともすれば殺風景になりがちな船内に彩りを与えていたのは彼女の努力の賜物だろう
レストランに花を届けている姿も何度も見ており>>32、根の優しい気遣いの出来る女性だという印象を受けていた
その上自分に懐いてくれる>>129ともなれば、まるで娘のように可愛いと思うのも自然の成り行きだろう
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