[公国へと戻っていったかつての同室者…兼、友人への手紙。普段、個人的な手紙を書く性格ではないので、纏まりなく思いつくままに色々と綴られている。大きな仕事を任される様になった事。妹が結婚する事。その相手が、シェットラントのかつての同級生であること。定期的に、シュヴァルベへ顔を出す予定があること。空白の期間を埋めるように、若干厚みを増した手紙が送り出されたのは、海辺の街が壊滅する前日。][そして、その続きが送り出されることは二度と、無かった。*]