― 史書に載らない話 ― ……ふむ?俺の知る限り、他の意味はないな。[シロウの呟きに傍らで返す>>153その男はといえば、今もしっかり座って飲んでいた。久しぶりの休暇である。存分に楽しむつもりで、もう、大分楽しみきっていた。] ありゃあ…──、もう酔っ払ってるのか?[と、眺めたのはタクマの方だ。あいつ鼻歌はともかく、酔って絡む癖はなかったはずだが、と。珍しいものを見るようにタクマを眺め、グラスをひとつ傾けた*]