─ 海精軍拠点:翌日夜・天幕 ─[篝火に照らされ温かな色に染まる布に囲まれた中、つかの間静寂が包む。それを破ったのは、この天幕の主の声で]…だと、思ってた。[遭ったと告げられたそれに、返す声は穏やか。レトは、俺は俺のままでいる>>4:177、そう言ってくれた。だからこそ目の前のこの人からも逃げないで向き合うだろう。戦う道しかなかったとしても、全力を尽くすだろう。そう思うからこそ一日間を置いたのだ、とは口には出すことではないけれど]