そうかい……。 “ルゥ兄”と、ね。[するりと出てきたその呼び名に、くすりと笑う] ちゃんと話をする勇気を持てたのは、あんた自身だよ。 けど…… ……良かった、良かったねえ……。[少しの間、準備の手を止め。][カタリナを抱き寄せ、背中をとんとんと叩く。 母親が我が子をあやすように――……]