人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


司祭 ルートヴィヒ

[さらさらと髪を撫でた手になつくように、身を任せてきた彼を、擦り寄ってくる体温にぎょっとして]

…おい、可愛くはないぞ。

[そういつかのように言って、戸惑った。]

[ただ冗談で甘えてきているだけなのか、多分そうなのだろう。肩を抱きたいと思う手は、まるでルートヴィヒの迷いそのままに、しばし宙をさまよった。


ぽふりと、偶然唇に触れた立ち耳に、もう、我慢なんてできなくて

――……リコ。

[唇を奪って、きゅうと相手を抱きしめた。
彼は驚いただろうか。]

すまんの。ちょっとだけでええから。
…………くそ、我慢してたのに、

(172) 2014/04/21(Mon) 04:22:17 (sane)

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby