凄く唐突にこんなこと言ってしまって申し訳ないのですけれど……
私、あなたのこと、親友だと、勝手に、思ってました。
私にないもの一杯持ってて、凄く明るくて、前向きで素直で。……憧れて、ました。
[口調は淡々としているものの、目には僅かな淡い輝き。
僅かな心配は心のなかに隠して]
……もしあなたも同じように思っててくれたらな、って、思うのですけど。
[それは嬉しい事だな、と内心思うのだが。
ああ、でも、もし「そう」なら……この後に続く自分の話を、思うならば。
これほど残酷なことはあるだろうか、とも思うのだ。
……しかし。
だからこそ、話さないわけにも行かず。]
………本当に唐突でごめんなさい。
[泣きそうな目で、エルナをじっと見て。淡々とした声音には、何かを押し殺すような僅かなブレが、少しずつ生まれ始める。それでもなお、きっぱりと、声量と落とさずに、告げた]