[リーザの様子を見れば、僅かに目を伏せる。少女への触れ方にどうも気を遣ってしまうのは昔馴染みのシスターの影響か、それとも生来の性格か。どう説明をしたものか……と逡巡していると、ヨアヒムからの明確な一声。>>166] …………ありがとう、はこっちの台詞だ。[カタリナからも、遺体をリーザに見せぬようにと言われている。リーザがペーターの方へと駆けていくのを見れば、ほっと息を吐いた。]