「つまり、鉱山側で陽動した後、街に仕掛けつつ、同胞を解放する、という事か」
うん、そんな感じ。
……今は動ける奴も少ないし……あんまり複雑な事はできないから。
[脱出してきた全員が戦えるわけではない。
未だ戦う術を持たない幼い生徒と、その護り手として残らなければならない教師もいる]
メンバーの選出とかチーム分けは、先生たちにお願いするよ。
多分、俺よりもみんなの適正わかってるでしょ?
[ゆるく首を傾いで問えば、当たり前だ、と答えが返る。
次いで、向けられたのは、自分はどこに回るのか、という問い]