[抗う者たちの言葉は、魔神には届かない。排する定めたものと語らうは無為、と思うが故に。どこまでも突き抜け切った存在──純粋な『光』は、恵みをもたらす事も温かさを与える事もない。あるのは、ただ、『光』としての役割のみ。それは生命体は元より、神や魔、精霊と言った存在とも一線画する在り方で。それが、この世界に『生きる』ものたちとの徹底的な差異であり、違和を生み出す元となっている──というのは。そう容易く気付けるものではない──かもしれないがそれはそれ]