人狼物語−薔薇の下国

21 剣と想い ─少年たちの継承戦争─


籠鳥 マリエッタ

[月日は流れ、無事に目的の術を会得した後のこと>>140
 あの日過ぎった思いは誰にも言えぬまま、見習い精霊師はヴォルケンシュタイン家の末子へと戻った]

 ええ。
 その時にはきっと、シュテルンの船に乗せてくださいね。

[貴方は、夢を叶えてと。
 そんな思いを暗に籠め、シュテルンの手を握り返す]

[そしてきっと、それっきりこの街に来る事はないだろうと、心の何処かで思っていた。
 一族の娘が得体の知れぬ男に弟子入りする事自体、本来はあってはならぬと言われていたのだから]

(172) 2013/07/10(Wed) 23:24:01

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