[客人の案内に忙しいガイドとは、違う者だろう。急ぎ足で二人へと近づいてきたガイドは、入館許可のための手続きをと、玄関ホールの受付を指し示す。]ん、手続きか。えっと、[手続きとは言っても、単に名前を控えるだけのようだ。来たばかりらしい青年にも、声はかけられるだろう。]**