人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


美土代 絵里夫 エリオット

[自分が”どっちでもない”事は思春期より前に知らされていて、そうなんだと当時にしてはやや達観めいた感想を抱いて受け入れた。
いつかどちらか選ばなければならない、という事も聞いていたものの、体を弄る事に抵抗もあって何となく棚上げにしてしまい、気づけば締切は修学旅行後に迫っていた。
いっそ産まれた時に勝手に選んどいてくれたら悩みもしなかったなと思いもするけれど、両親が子供の自主性を重んじて選択肢を残しておいたのは有難い事でもあるし、それは解っている、が。]

…楽しそうだねマリー。

[>>145ガイド本片手に鼻歌うたう従妹がつい恨めしく、隣でぼそりと独り言のように呟いた。]

(172) 2014/10/17(Fri) 21:01:52

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