人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖将軍 ソマリ

[支えを借りながらも、柔らかく腕は彼女を抱いていた。
聖将と謳われた男が、魔物の肩を借りるという皮肉げな姿は、
それでも何故か寄り添うに似ていた。

影に誘導されて至った場にて、彼に告げた己の言の葉。
それがどれ程の重さと、背徳に塗られているか、
信仰厚い教会が聞けば、蒼白となっただろう。

だが、生憎、自分は余り神を信じていなかった。

強いて言えば、聖女の言葉が一つ、強く残っていたが、
子供を言い訳にする心算など到底なかった。]

(171) 2014/02/26(Wed) 21:06:24 (momoten)

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