[ディークがいるのは、竜の首に当たる陣の中央だ。他よりやや厚みを持たせた陣の中央ではあるが、突撃により抜けてきた帝国兵らとの戦いは既に始まっている。一人の兵を剣で打ち払って、少し間合いが開いた。ならばと銃を取り狙撃しようと、少し遠くに狙いを定め──…見覚えのある、金砂色の髪>>166に気づいて目を見開いた]