[ しかしやがて、解呪の際の回復魔法で保っていた意識は、段々と薄れていく。傷口を塞がれたとはいえ、貧血と、未だ深く残る傷が、蘇生したばかりの身体を休ませようとしているようだった。 ]リヒャルト......フレデリカ...[ 眠りに落ちる一瞬前、男は、教え子達に、いつかのように笑いかけた。 ]ほんとう、に...よくやったな...ありがとう...。**