[抱かれる側だと思われていた事には気づかぬまま、開いた躯へ限界まで張り詰めた雄芯を飲み込ませ、熱に浮かされる内壁を容赦なく擦り上げ、捲り上げる。
久方振りの行為に歓喜する怒張はどくどくと血管を浮かせ、血と僅かな体液を掻き乱していった。
逸る鼓動に合わせ律動は激しさを増し、彼の身を強く抱き締める。
片手は彼の快感を引き出すよう、ひいては肉筒の締まりを引き出すよう、血と唾液に濡れた彼の屹立を扱いていき。
首筋を吸われ、拡がる痛みが甘い痺れとなって腰へと落ちる。
肩口から首筋のラインを舌でなぞり、此方からも同じ箇所へ牙を立て、蕩けそうなほど熱い彼の鮮血を啜り上げた。
迫り来る絶頂感を限界まで堪え、やがて最奥を突き上げるように腰を詰めたその時、酷く切ない感覚に襲われたのは何故だろう。
そして恐らくは、カレルも同じ思いを感じながら絶頂へと達した。眩暈するような息苦しさと堪え切れぬ官能の淵で、
そうして暫くは傷を*舐め合う*]