人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


巫女姫 シルキー

― 謁見の間 ―

失われた宝、とは。
随分と派手な言い回しだこと。

[苦笑が仄かに滲む口調。
背筋を伸ばしたカナン>>126を眇め、]

失われたものだからこそ、一層輝いて見えましたか。
埋まらない欠片だからこそ、収集欲が刺激されましたか。


世界の損失だとおっしゃいますが、

千年前、私共の祖が亡命せざるを得ない状況にしたのも、
また世界なのです。

(171) 2015/03/14(Sat) 22:19:43

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