私はね、ゲルト。その侵略者というものを、あくまで伝聞でしかイメージしていないから、だから本当は違うのかもしれないけれど────…でも、“それ”だって、侵略する理由があったのかもしれない。勿論。侵略された方はたまったものではないし、自分の世界を守るために行動するのは当然だけれども。…でも侵略者だって救われてもいいのかもしれない。