人狼物語−薔薇の下国

215 龍海乱舞 ─南方海域波乱航─


つむじ風の白狼児 ゲルト

[こて、と首を傾いで投げかけた訴えに、獅子はしばし思案するような素振りを見せ]

『……なれば、我らが望みを聞いてくれるか』

[その後、こんな言葉を投げかけて来た]

……望み?

[きょと、としながら問い返すと、獅子は鷹揚に頷いて]

『……古より、この地の海原にあるもの……それが、急激に力を増した』
『……由縁は知れぬ。だが、それにより、この地の力の均衡は大きく歪み、それが我が宿敵たる魔女の力を大きくしておる』
『そなたの言う、海の中の島とやらも、恐らくは海原にあるものの力の乱れが生み出したものだろう。
 そなたらがそこに接する事ができるのも、恐らくは乱れた力の余波を受けたが故の事』

えーと。
つまり、海にいるでっかいのが急に力をつけて、その影響を俺らが受けてて。
でもって、それが作った空間の歪みがあの海の中の島、って事ね。

[まとめるように復唱すると、獅子はそうだ、と頷いた]

(171) 2014/07/08(Tue) 10:13:18

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