[湖に行こうとして、後ろからの声に振り返った。>>168
露わにされた首筋が視線が吸い寄せられる。
体は血を欲していた。
それを何とか振り払い、服を直す。]
カレル、気持ちは嬉しいが、自分を粗末にするなと言った筈だ。
途中で何か獣でも捕まえるから大丈夫だ。
お前こそ、城に帰ったら俺の部屋の冷蔵庫内の血を口にしておけ。
殆ど血を口にしていないだろう。
[カシムの血は吸っていた気がするが、どれほど吸ったのかは知らない。
念のため、だ。
軽く髪を撫でた後、今度こそ湖へと向かった。
湖に向かうまでに手に入れた獣の数は兎(3(6x1)-1)羽。
湖で、ソマーリュ、ソマリは何をしていただろうか。]