え? あれ? ど、どこ、に?[近くに在った気配が──光が感じられぬ事に上がるのは、上擦った声。未だ、闇の目覚めなき頃。けれど、その力の影響の滲んでいた頃。光そのもののような王子は、少年の力を安定させる楔でもあって] ……地下に、落ちたかもしれない……捜してくる![父に事情を知らせて、その可能性を聞くと、慌てて捜しに飛び出していた]