「見ての通りだ。今ローレルは簡単には止まらない。すまないが決闘はここまでだ」
[ジェラードがそれだけいうと、R-01の足を抱えた。
合わせてG-04がバーニヤを噴射。S-05も後に続く。
そうして未だ機体を暴れさせているR-01を見送って、W-03は鋭角の顔をビルド機へ向けた。そしてしばらくビルド機を見つめてから、ビルド機の映像通信をハッキングし、白英の姿を相手に晒した。
だがプライベート通信だ。研究所への監視通信も立ち入れないように防壁も構築してるので、実剣にバレる心配もない]
「……私は極東軍・特殊機甲実験小隊参謀・白英。ローレルを殺さないでいてくれてありがとう。それと……ごめんなさい」
[本当に悲しげに、彼女はモニター越しに謝罪した]