― 天龍滝への道 ―
[嵐龍の素朴な疑問。
それに対する答え>>153にひとつ、瞬く。
以前の探索行では『狂焔』を鎮める際に決め手ともなった魔銃。
その力を手放すほどの事態とは、と思いつつ話を聞いて]
あー……なるほど、な。
そういう事、か。
[先にも触れていた故郷の話。
現状とそれに対する思いにひとつ、息を吐いた]
精霊は、受けたものには相応の返礼をする。
そこの容赦は、一番ねぇからなぁ……。
[良きものを向けられれば、恩恵を。
悪しきものを向けられれば、災厄を。
純粋であるが故に、それらは大体等価で行われる。
失われた信頼を取り戻すのは容易い事ではなく、そも、精霊師の素養を持たぬ者が精霊の信を得るのにどれだけ苦労するか……というのは、実体験もあるからわかっていたりもした]