― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[ 名を呼ばれ、驚くミヒャエルの様子に>>157男は目を細める。 ]
人の名を覚えるのは得意なのでね。それに、キタミ殿は、俺などより、余程活躍している。
ナハティガルの客人の案内に、戦闘時の対応...どれも立派なものだ。
[ 喋りながら、同時にもぐもぐと焼き海老を腹に収めていく。 ]
私の剣術は、姫君や王家の方々を守る為のもの。だが、この船は貴殿達の力で守られて居る。
つまり私達自身も、守ってもらっている立場だ。
おかげで、こうして、食事にもありつけたことだし。
[ 最後は冗談めかして、小さく目礼を贈り ]