脱が、ない。[ 断りを入れながらも、然し断れば 先程願った事が、と頭の片隅でチラつく。 迷い子にとって最早望めない援軍>>154 たる者が近づいている事はまだ知らぬまま 引きずるように後退した。 背中を冷やすのは冷たい鏡のみ。 ]*