〜〜♪[カシャカシャと泡立て器がリズムを刻みながら、やはり少し調子の外れた鼻歌を歌う。先ほどグラタンが焼けたオーブンからは甘いバニラの香りが漂う。と、ふと手を止め届いたメッセージに目をやり、思わず顔を綻ばせる。その手を止めて扉へと足を運べば、そこには水に濡れた幼馴染の姿。>>164]………?泳いできたの…?[真冬に泳ぐなんて、どうしたのかしら。クスリと笑えば。タオルはもう手元に届いていただろうか。温かいスープを差し出す。]