私の力を欲していた、か────…。[考え込むように呟いてから。手のひらを、ゲルトに胸に押し当てる。繰り返される呼吸。鼓動。熱。いのち。…その手を、上に滑らせて。首を伝い更に上。力ない笑み>>136を浮かべる頬で止めた。]私だから頼ってくれるんだろう?…だから、嬉しいよ。[笑って。ばかなことをいうなとばかりに、むに。…と頬を軽く摘まんで引っ張った。]