― 談話室 ―
気分は、どうだい?
暖かいものでも飲むか?
[アルビンは話せる状況だっただろうか。
ともあれ男は話しかけながら慣れた手つきで指先を消毒し、包帯を巻気終えれば。
重々しいため息>>158が聞こえた。]
……そりゃ、私も同感だね。
[自然、顰められた声は、恐らく自分たちの中に人狼がいるだろうと予測してのこと。]
あんなのがいる、って事は私たちも喰われるかも、ってことだろ?
……あんなのとやりあう勝算は、あるのか?
それに……
君も、気づいてるんだろ?
あのナイフは……人狼には不要なものだ。
爪と、牙があるのだから。