─ 『世界軸』上層・噴水のある広間 ─
[青年と休息の間交わした言葉は、嬉しくも苦しくもあって。
伝えたいことも伝えるべきこともあるけれど言えないまま光の門に触れた。
着いた先でまず目に入ったのは噴水と、上へと向かう四つの階段。
その内の一つ、右手首に在る乳白色と同じ輝きを帯びたものが自分達の上るべき階段だろう。
近付くにつれて、手首の温みが徐々に熱へと変わっていって]
…この上に、虚無の八竜が居るんだな。
[手は繋いだまま、見上げる階段のその先。
>>122先を歩く青年に頷きを返してから、自分も彼に続き歩き始めた]
─ →『世界軸』上層・天の階段 ─