人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国軍中佐 ロー・シェン

―旗艦シュヴァルツアイン・執務室―

[殊勝という感想>>106を、ロー・シェンは肯定も否定もしなかった。
ただ黙して、若き主が満足そうに口角を上げる様を瞳に映す。]


 …、そのようなことまで
 陛下の耳に入っておりましたか――。

[心の裡でささやかな苦笑を零す。]


 こちらはいつでもお帰りをお待ち申し上げております
 と、お伝えしたのですが。
 
 腰を打った時、耳まで遠くなったらしい…との返答で。


[実に飄々とした老獪であった。若い者をうまく使うコツを心得ているとも言う。
いろいろ目を掛けてもらった上司であるし、期待に応えるのは吝かでは無いが…。聊か、手のひらの上で転がされている心地も浮かばなくはなかった。]

(170) 2015/11/03(Tue) 11:09:36

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