[たった一柱での異世界への干渉《はじめてのおつかい》、四柱の中で最も技術を持ってはいても、技術を活かす武や知がなければ小細工の域を出ることができない。正直不安しかないのだけれど。この双肩には世界の命運がかかっていると……それ以上にこちらの都合で巻き込んでしまった存在が危険にさらされているかもしれないという事が、なんとか金貨を立ち上がらせている] それでは、いって、きます。 ……王冠兄さん、繋ぎの件おねがいしますね。[新たな妨害によって出発する気力をくじかれる前にと、金貨は言葉少なく門をくぐるのだった]