[ “あの人”が守ったこの船を、私も守ります。
貴方を―――…守ります。
と、自らを犠牲にしても、成し遂げようとしたこと。
本当は、その”無茶”を叱らなければ、ならないのに。 ]
…………よく頑張りましたね、
[ そう言って、その"太陽"を撫で、
ふ、と笑みを零す。
いつも撫でてくれるように、目元へも指を這わせて。
仕方ないなと、妹を甘やかすように。
褒められることではなく、そしてその相手は排除の対象。
この船を"守る"には、そうしなければならないことも分かっている。
それでも。
最期くらい、いいでしょう?と笑うのだ。 ]*