人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル

――処理施設――

[>>109死にたかったのか、生きていたくなかったのか、
問われて考えてみるも、その感情すら何もなかった。
そうするのが自然だと思っていたから、少し疲れたからゆっくりと眠ろうかと思っていたから、
ただそれだけだった。だから返答に少しだけ惑って]

…――綺麗だなぁ…と、思って。

[彼の胸に背を預け軽く凭れ掛かって、花でも愛でる様に、穏やかな面持ちで炎を眺める。
伸びる焔の腕が、早く此方に来いと急かすけれど、もう少しだけ見えないふりを聞こえないふりをする。

幾つも伸ばされ掠め、肌を焼く灼熱の腕は赤々と血に濡れた、あの日自分が殺した幾つもの――…]

(169) 2013/10/11(Fri) 10:06:01 (yahiro)

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