[連れて来なければよかった。その言葉に、テオドールは黙った。ああ、ソレに関しては同意見だ。]…ワタシに言うな。死んだ者は還らない。[心遣いはないのか。いいや、これが男の精一杯。「誰も、守れない。」>>163その言葉に一瞬ドキリとした。指先からほんの少し血の気が引いて、僅かに心拍数が上がる。背中を変な汗が流れた。そうだ、誰も守れない。守れるはずがなかった。]