正直、言うと。 あたしも、自分がどうしたいのか、よくわかんない。 ただ……あたしは、月で。 ひとりでいると、闇に沈むしか、ないから。 ……陽のひかり、届くところに、いたい、よ。[陽のひかり、が何を示すかは言わない。言わずとも理解しろ、と言う無茶を言外に投げつけた。声音にあるのは、願う響き。幼い頃には出せなかった、おいてかないで、という想いを写したもの。**]