[>>166の言葉には驚愕の余り目を瞠った。]
は? ふざけん――ッ!
[反駁をしようとして不意に襟元を掴まれ、背中で壁を痛打する。鈍い音がする。痛みに顔を顰めると腹立たしいことに5p上の体躯をもつ、昔馴染みが耳元で囁いてきた。]
お前。……まさか。
お前が、密命受けたのか……?
はっ、あの狸爺ども馬鹿だなー。本当に、馬鹿だ。
そんなこともわからんのか、あの耄碌爺ども。
タクマ。お前も――そんなことも、わからねえのかよ…
[深い溜め息。親友だった。その一言に抉られる。]
いい年こいた中年が、そんな頼りなげにすんな。
俺はな。お前が…下手に関わって、お前にもお前の家族にも害が及ぶかもしれない。
――それは想像するだけで恐ろしいんだよ。
[名前を呼ぶのを咎める気も失せた。深い溜め息。]