[ ややあって。ベッドを降りて、メイン・サロンへと逝こうとする。 一瞬、 ぐらり、 視界が回ったけれど。何でもないように、無表情のした、ごまかして。 いつものように、機敏には動けなさそうだ。 自分の身体を確かめて、 ナネッテは、そんなことを、思う。 ]**