[ そうして墜落するばかりだった複葉機は、光に包まれたまま、緩やかに上昇を始める。機首を向けるのは、白い繭に姿を変えていく箱舟の……その身を紅く染めて空を見つめる青年の元>>164 ]マーレッ![ 声を振り絞るようにして呼んだ、天の子が断ち切った、或いは天によって断ち切られた絆の呼び名は、届いたか?届かずとも、コンラートは呼ぶ事をやめない ]